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「ほめ上手なお母様なら、子供は伸びる」と断言できます。子供のやる気を引き出すもっとも効果的な方法は、「励まし、ほめること」だからです。「子供をほめることは、わかっているし、ちゃんとほめていますよ。」とおっしゃる方は多いのですが、ほめているつもりでも、子供は「ほめられている」とは受け取っていないのが実態のようです。

たとえば、テストで70点取ってきた子供に「えらいね、よく頑張ったね!」と言った後に「今度は、90点を目指して頑張ろうね!」こんな会話をした覚えはないでしょうか。これでは、子供は「ほめられた」というよりも、「お尻を叩かれた」と受け取ります。「やらされる」から「やってみよう」と思って取り組んだ子供と、そうではない子供の集中力には大きな開きがあるのです。

それでは「ほめ上手、励まし上手」のお母様になるにはどうしたらよいのでしょうか。まず1つは「タイミングよく、思いっきりほめること」。何気ないけれども、「よい言動」を当たり前の事として捉えるのではなく、タイミングよく、針小棒大にほめあげることです。こうすれば子供は心から自信を回復するものです。2つ目は子供を見る眼を「プラス思考」にする事です。今まで「ダメじゃないの」と言っていた否定的な言葉を少なくし、「さすがだね」と子供にとって「やる気」になる言葉をみつけて多用することです。子供を伸ばすには、子供の日頃の言動を観察して、ちょっとした心がけさえあればとても簡単ですし、費用もかかりません。