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教育関連ニュース

「 魂を育てる教育」 ~競争心と嫉妬(しっと)心~

競争する心は強い心であり、嫉妬(しっと)する心は弱い心です。子どもを強い人間に育てようと思うなら、この似かよった心のうち、競争する心を育むべきです。子どもはこの世に生まれると同時に、この過酷な人間社会の舞台に参加しているのです。参加することに意義があるというのでは、何もしないことに対する言い訳でしかありません。勝つことが目的ではありませんが、人間として生きていくためには、勝とうと努めることが義務であり、権利でもあると思います。

大人社会と同様に、子どもは子ども社会の中で、子ども同士の競争心や嫉妬心を持って生きています。この心を露骨に出せるところは、学校ではなく実は家庭なのです。自分の弱みをさらけだしても家庭なら許されるからです。子どもの嫉妬心を競争心に替えるには、子どもたちに努力という尊さを教えなければなりません。そのためには、親がまず子どもを心から信頼すること。親の見栄や虚栄心、さらに嫉妬心で他人の子どもと比較をすればするほど、子どものねたみや嫉妬心が増幅されてしまいます。

親は友人の成功や好成績を、その友人の努力によってのみ得られたことを教えなければなりません。そして自分の子どもには、それ以上の可能性があることを説き、心から信じ励ますことです。子どもは親のふとした言葉から敢然とした競争心を燃やすことがあります。挫折のない人生はありえません。挫折を克服する勇気、強い心を育むことが何より大切なことなのです。

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