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新聞記者やレポーターがインタビューするコツは、相手にイエス、ノーで答えられない質問をすることだと言われています。
たとえば、「あなたは小学生ですか」?「ハイ」「勉強は好きですか?」「イイエ」。これでは、相手から、それ以上の話を聞き出せません。これをちょっと変えて、「あなたは小学校のどの科目が苦手なのですか?」と質問すれば、答えを見つけるために頭を働かせなければならなくなります。その人ならではの個性と独自性を引き出すことが。優れたインタビュアーの条件なのです。

母親の中には、子どもの自由な発言を、はじめから封じ込めるような調子で質問する人をよくみかけます。たとえば「あれは、あなたが好きなカブトムシでしょ?」では、子どもの考える余地はなくなってしまいます。こんな場合でも「なにが」「どこで」「どうして」「どう思う」というくらいのことを、子ども自身で答えさせるような問いかけにすれば、思考力、表現力が普段から鍛われることにもなるのです。