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教育関連ニュース

他人がどう見るかではない

日本の文化は「恥の文化」といわれています。他人から見てどうなのかが、日本人にとっての善悪の基準になるというものです。たしかに、人が見ていなければ何をしてもいい、という考え方が根強くあることは否定できません。

例えば、「そんな事をするとみんなから笑われますよ」「みっともないからやめなさい」というのは、「他人が見ていなければ何をしてもいい」の裏返しであるわけです。しかし、このように他人の目を意識して子供をしつける方法は、実はあまり良い方法ではありません。電車の中で靴を履いたまま座席の上に立っている子供に「そんなことをすると、車掌さんから叱られますよ」という言い方は、子供の行動が悪いということを教えたことにはなりません。このような注意を繰り返していると、いつも周囲の人の目を気にしたり、結局は表裏のある子になったりします。

「車掌さんから叱られる」というように他人から見てどうなのかを教えるのではなく、親自ら「人間としての善悪」という判断基準を示して、なぜその行動がよくないのかを教えることが、子供をしつける上で最も大切なことなのです。

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