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教育関連ニュース
2019.06.27
時にはムードで叱ってしまうのも教育方法なのです
「いかんと言ったらいかん!」昔はよく、理屈抜きに叱られていたものです。ところが最近は、子供を叱る時に「なぜいけないのか。どうすればいいのか」を理路整然と説明することが子供を尊重したしつけ方と言われています。しかし、有無を言わせぬしつけがもっと見直されてもいいのではないか、という議論が専門家の間にあります。
その理由は、叱られる理由を親が説明するのではなく「子供にもっと考えさせる必要があるから」です。親の説明のし過ぎが子供の思考を妨げてしまい、その場だけで終わってしまうため、子供の体に深く染み込んでいかないというのです。また理屈抜きに叱られて子供なりに疑問が解けなかったとしても、「世の中には理不尽でも従わなければならないことがある」ということを知る良い機会になります。
親として子供を叱ることは大切な教育の一つですが、時にはムードで叱ってしまうこともあります。言葉や理屈などの「頭だけの世界」ではない社会の理不尽さを子供が理解するきっかけになるのであれば、時にはムードで叱ってしまうのも一つの方法なのです。