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教育関連ニュース

厳しい優しさをもとう

子どもの頃の先生で今でも思い出されるのは、ほめてくれた先生と、厳しく叱られた先生です。ほめも叱りもしない先生のことはあまり記憶に残りませんが、叱られた先生のことは、意外と忘れないものです。どの学校にも叱り役の先生が必ずいますが、この役をあえて引き受けるのは、実はすごくいい先生なのです。大人になって、先生と生徒という関係がなくなると、昔怖かった先生も「実はこんなにいい人だったのか」と感じることも多いでしょう。

しかし、子どもをただ叱ればいいわけではありません。「ほめる」ことと「叱る」ことのメリハリが大切なのです。「三回ほめて一回叱る」というように「ほめる、叱る」をワンセットにすることがポイントです。怖かった先生が記憶に残るのは、ふだん怖い先生が時々見せる優しさを覚えているからです。怖い先生が笑うと子どもはホッとしますし、悪いことをしても叱られなかったら逆に寂しいと感じるはずです。子どもが時々悪いことをするのは、実は「叱られてもいいから親にかまって欲しい」という心理があるのです。

「ほんとうの優しさとは厳しさの中にこそある」ということを親が認識しながら、子どもを教育することが大切なのです。最近では、学校は子どもをほめも叱りもしない方向へ進んでいるようですが、ご家庭ではぜひ「ほめる」と「叱る」をセットにして子どもに接してみてください。

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