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教育関連ニュース

中断効果を利用しよう!

ある心理学者がおこなった実験に「中断後のやる気は高揚する」というものがあります。これはある課題を途中で中断すると、以前にも増してその課題に取り組もうというエネルギーが出てくるらしいのです。例えば夢中になって観ているテレビドラマなら、いよいよ佳境に入る直前に「来週につづく」とテロップが出ると、もう続きが気になって、次週の予告編を必ず観てしまいます。これもこの心理を利用したものなのです。またこういうケースの場合は、不思議に記憶も鮮明でストーリーもよく覚えているものです。むしろ熱中して一気に観終えたテレビドラマなど、何日か経つと意外に覚えていないなどということがよくあります。子どもの学習も、この中断効果を利用すると効果的な場合があります。

同様に、いちばん面白がっているときに中断してみるのも一法なのです。再開したときに「また、あの続きをやろう」と前にも増してやる気を起こし、自力で解こうとする情熱が高まるものです。その逆に子どもが興味をもっているからといって、それに任せてどんどん教えると興味の持続が短くなり、かえって早く飽きてしまうことになります。子どもの頭脳が栄養を要求しない場合は、記憶力も薄れ何も残らない可能性があるのです。

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