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教育関連ニュース

親の理想を押しつけてはいけない

「子どもが言う事を聞かない」と考えるのは、子どもが親の理想どおりに成長していないと思うからです。もちろん、親の理想どおりに進む子どももいますが、たいていは理想どおりに進みません。だからこそ、子育ての本来の楽しみもあるはずです。子どもは「もの」ではありませんから、こうなればいいなと思っても、そうはなりません。まして親でさえ、自分の人生は思いどおりにならないのですから。

親自身がうまくいかないと、その分、せめて子どもにだけはうまくいくようにと考えます。しかし「うまくいく」ことが、その子らしい生き方とは限りません。子どもに自分のできなかったことをさせようとすること自体、すでに無理が発生しているのです。わが子を「この子はいい子です。」と言い、親の理想どおり進んでいる状態だとすれば、親を超えることが難しいかもしれません。本当の教育とは、自分を越える存在をどうつくるかなのです。自分の理想像だけを押し付ける事は、子どもの可能性を摘み取ってしまうことにもなりかねません。「いい子」と表現される子どもは、決して本来の意味の「いい子」ではないのです。

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