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教育関連ニュース

「お母さんが悪いのよ」というセリフはあまり使わないで

最近よく、何かというとすぐに子どもに謝る親の姿を目にします。子どもが学校に遅刻したり、子どもの好きな洋服を買ってあげられなかったり、塾に迎えに行けなかったりなど、「みんな親が悪いのだ」ととにかく子どもに詫びを入れてしまうのです。

たとえ親が悪くなくとも「お母さんが悪かったのよ」と子どもに詫びるのは、親の強い責任感の表れとも捉えることができます。しかし、実は親子の間に、いわゆる「仲間意識」を作ろうとする親の甘えが、子どもに詫びるという行為になっているように思われます。また詫びるという行為は、両者に対立した関係があるという解釈も成り立ちます。何かの拍子に親を対立者とみなし暴力を振るうという原因にもなりかねません。しつけにおいて最も大切な事は、親が子どもの仲間になることでもなければ、対立者になることでもありません。何かにつけて「お母さんが悪かったのよ」と子どもの機嫌をとる行為は、親子関係をスムーズにするどころか、逆効果しか生まれません。子どもに親が詫びることによって、何でも親の責任にしたがる責任感の薄い子どもや、親を対立者とみなしつねに反抗する、ひねくれた子どもになってしまうのです。

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